少子高齢化が進み、福祉職の需要が高まっているのはご存知ですか?
2025年には団塊世代が75歳以上となり、全人口の2割ほどが75歳以上となる超高齢社会を迎えるといわれています。
その結果、2025年には福祉業界が現在の約2倍もの規模になるといわれています。
そんな中求められるのが福祉職ですが、現在人手不足が叫ばれており、今後もその需要は高まるものとみられています。
そんなビジネスチャンスがある業界で手に職をつけられたら、今後の人生を生き抜くうえでかなり心強いですよね。
今回は私が取得した社会福祉士という資格についてご紹介したいと思います。
そもそも社会福祉士の定義とは?
福祉や介護に関するニュースを耳にする機会が増えた今日、社会福祉士という職業を聞いたことがある人は多いと思います。ではその社会福祉士とはどのような職業なのでしょうか?
まずはじめに社会福祉士の起源ですが、1987年の社会福祉士及び介護福祉士法の制定で国家資格として位置づけられました。平成29年12月末での有資格者数は213,273人です。
そしてその定義がこちらです。
第二条 この法律において「社会福祉士」とは、第二十八条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第四十七条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと(第七条及び第四十七条の二において「相談援助」という。)を業とする者をいう。
社会福祉士ってどんなお仕事をするの?
では実際にどのような業務をしているのでしょうか?その業務範囲は多岐にわたります。順番にみていきましょう。
行政機関のケースワーカー
公務員として都道府県や市町村に採用された場合に、福祉事務所で高齢者や児童、障害者や生活困窮者に対して生活上の問題を解決する相談業務を行います。そして各種関係機関と連携を取りながら、利用者を支援します。幅広く福祉全般の相談をうける窓口の機能を果たします。最近はドラマでも生活保護課に配属されたケースワーカーが奮闘するというものがありましたね。
福祉施設における生活相談員
生活相談員の活躍する場はデイサービスや有料老人ホームや特別養護老人ホームなど多岐にわたります。施設に入所する際には本人や家族に対して入所方法や費用の説明などを行います。また施設では利用者がより良い生活を実現できるよう、利用者の意向をアセスメントをします。日常の小さな困りごとの相談から家族へのサポートも行う多様な相談員です。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
医療機関でのソーシャルワーカー
入院生活や病院の中で発生するさまざまな困りごとに対応します。本人や家族に対して、医療費や生活費の心配、退院後の生活への不安や、病気や障害に伴う精神的な苦痛へのサポートなどを行います。患者が退院してからも地域で安心して暮らせるよう、各種施設や機関との連携を取りながら包括的に支援します。
社会福祉協議会の職員
地域福祉課と呼ばれる、幅広く地域の困りごとを扱う窓口にて相談支援を行います。社会福祉協議会の職員の仕事は実に多様ですが、住民と共に住みやすい地域をつくっていこうとするスタンスがあります。見守りネットワークの構築や認知症への理解を推進するセミナーや子ども食堂の開催など、住民の福祉に関する啓発や広報を通して、誰もが安心して暮らせる地域を醸成できるよう支援します。その他にもボランティアセンターの運営や生活資金貸付業務などもあります。
その他にも学校におかれるスクールソーシャルワーカーや、児童福祉士、矯正施設での自立支援に携わる社会福祉士や、独立型社会福祉士と、様々なフィールドで活躍しています。
ざっと以上のような業務が挙げられますが、機関や施設によって呼び名が変わっていますね。
ここまで社会福祉士とはなにか、その定義や業務内容についてみてきました。
実際に資格を取るための方法や費用についてはこちらの記事を参照ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。