令和3年2月7日(日曜日)が何の日かお分かりでしょうか?
そうです、第33回社会福祉士国家試験日です。
そろそろ本格的に勉強をしなければ間に合わない時期になってきましたが、国家試験対策は順調でしょうか?
今回は私がたった3ヶ月間の勉強で国家試験に合格した勉強方法をお伝えします!
かくいう私も去年の今頃は実習の真っただ中で、毎日の実習レポートにかなり苦戦し、とても国家試験勉強にまでは手が回っていない状況でした。
さらに社会人でしたので、実習がない日は朝から晩まで仕事をしており、やっとの休みの日も疲れて寝て過ごすため、勉強にはまったくの手付かずの状態でした。
実習も終わり、試験勉強が本格的にヤバイと思いカレンダーを確認するとすでに11月に・・・。
そこからようやく重い腰をあげて勉強をし始めました。
結論からお伝えしますと、たった3ヶ月の勉強時間でしたが、しっかりと合格することができました!
ちなみに私の仕事は福祉職ではないので、知識というのは学校で学んだことがすべてだったのですが、その学んだこともほぼ跡形もなく忘れ去った状態からのスタートでした。
それでも大丈夫でしたよ。
一応合格通知書です。
3ヶ月前に勉強をスタートしましたが、150点満点中、126点でした。
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まだ大丈夫!3ヶ月前から始める社会福祉士の国家試験対策
それではお待たせしましたが、私が国家試験に合格した勉強方法をご紹介したいと思います。
その1. 使う教材は過去問のみ!合格に必要な知識はすべて詰まっている!
試験前3ヶ月は教科書を読む時期ではありません。
試験勉強に半年くらいの余裕がある方は、それでもいいかもしれませんが、基本的には試験勉強開始=実際の過去問を解く、です。
というのも、合格に必要な知識はすべて過去問につまっています。
大事なところだから、試験にでるのです。
過去問の解説が教科書のようなものです。
ところでその過去問ですが、何年分解けばいいのでしょうか?
私がオススメするのは、過去問6年分です。
過去問を6年分解けばほぼ確実に合格できます!
大抵の方は3年分で大丈夫、と言いますが、それは3年分しっかりやればなんとか合格ラインには達する、という意味です。
もし、受験する年の試験が難しかったら?
4年前の試験に同じ問題が出題されていたら?
と考えても、3年分では少ない気がしますし、なにより勉強をしていくと、果たして3年分の知識量で足りるのか?と不安になったりもします。
(実際3年分の過去問を解いてから有料の模擬試験なんかを受けると、全然合格ラインに届かなかったりして心配になります。)
なので、高い受験料も払うことですし、どっしり構えて6年分解くことをオススメします!
ただその際、6年分ともなると、法律も変わっていたりしますので、法律絡みの問題はとばしてもいいかと思います。
そして具体的な書籍名ですが、なんといってもやはり中央法規の過去問がいいです。
解説が詳しく、1冊に3年分の過去問が収録されているので、2冊買えば試験対策は万全と言えます。
過去問の他に、ワークブックも併せて販売していますが、購入はしなくていいです。
私も購入したのですが、一切使用しませんでした。
繰り返しになりますが、過去問の解説が教科書のようなものなので、他の教材は要りません。
解説だけで分からなければ、インターネットで検索すればいくらでも出てきます。
こちらが中央法規の最新版の過去問です。
第30回から第32回まで収録しています。
(こちらには第28回と第29回の問題と解答も収録されていますが、解説は入っていないので、下の2018年のものも用意しましょう)
第27回から第29回までの分です。
その2. 見やすく!あなただけの過去問にカスタマイズしよう!
万能な中央法規の過去問ですが、1つだけ欠点があります。
それは、分厚く重たいということです。
過去問3年分入っていれば仕方のないことなのですが、できればカバンの中に入れていつでもどこでもさっと取り出して勉強できるのが理想ですよね。
そこで、せっかく買った過去問なのですが、思い切って即ばらしてください。
ばらすのは、第1回、第2回、第3回と3つに分けてもいいのですが、オススメは、科目ごとにばらすことです。
ばらし方ですが、手でえいやっと真上に引っ張る感じです。
けっこうしっかり糸で編んであるので、力はいりますが、持ち運ぶ労力を考えるとばらした方が賢明です。
端の方のページは破れやすいので、特に注意が必要です。
科目ごとにばらせましたら、科目ごとにくっつけましょう。
テープもしくは大きめのホッチキスでとめて1冊の本にしましょう。
これで持ち運びに便利な小冊子ができました。
そして小冊子はどんどん蛍光マーカーを引いていってください。
あとでもう一度見直したときに、長い解説の中から一瞬で大切な部分が分かるようにしたいためです。
パラパラとめくりながらマーカーを確認することで復習もしやすくなります。
基本的に私は1科目ずつじっくり順番に勉強していきました。
というのも、1回分を通して学習しても、科目数が多いので、知識が定着しにくいと思ったからです。
具体的には、1回目の人体の構造→2回目の人体の構造→3回目の人体の構造→1回目の心理学→2回目の心理学・・・・とやり、全科目1冊分終えてから、同様に2冊目を進めるのが良いと思います。
各科目は横断していますので、学習が進むにつれ基礎の知識がつき、まだ学習していない科目でも解けるようになっていきます。
最初は覚えることだらけで大変ですが、辛抱強く頑張ってくださいね。
また得意科目をいくつか作って重点的に勉強するのも、得点源としやすいので良いと思います。
その3. ざっくりと3ヶ月間の勉強計画を立てよう!
ここまで試験日が近づくと、やみくもに勉強しても「これで大丈夫だろうか」「本当に間に合うのか」と焦ったり不安になったりと暗礁に乗り上げかねません。
そのためにはざっくりとで大丈夫なので、あなたを合格という目的地に導いてくれる計画を作っておくことが必要になります。
計画があると「予定通り進んでいる」「少し遅れているので、次の休みに調節しよう」など現在地の道しるべとなるので、精神的にも安心できるのでオススメです。
もともと短期間での勝負なので、焦りは禁物です。
そしてくれぐれも計画を立てたからといって満足してはダメですよ。
きちんと実行して初めて合格にたどり着くことができるのです。
さて、その計画ですが、過去問を6年分解くということで、11月から学習をスタートした際、1日にどのくらい問題を解けばいいのか、まとめてみました。
過去問を6年分解くとすると、1日に10~14問あたり解く計算になりますね。
この問題数の多さに驚いたかもしれませんが、残り3ヶ月となるとやはりタイトな日程になってきます。
ですので、今この記事を読んでいる方は1日でも早く学習をスタートさせてくださいね。
そして実際に1教科あたりにかかる日数をもとに学習計画を立ててみました。
こんな感じです♪
学習計画の1月25日からの過去問①~⑥は、時間を図って過去問1回分を通しで解いてみてください。
その際、今まで学習に使ってきた教材はばらけていて色がついていたりと使いづらいと思うので、無料のインターネットサイトで解いてください。
「社会福祉士 過去問」などで検索すると、色々とでてきますので、ぜひ活用してください。
私がお世話になったのはこちらの過去問クイズというサイトです。
https://kakomon-quiz.com/syakai/
問題を解いた後すぐに解答が見れるので復習にも最適ですよ。
そして学習は計画通りにいかないことがほとんどなので、調整日を多めに設けてあります。
計画はあくまであなたが道に迷わないための道しるべなので、1日の学習量が目標に到達できなくても、他の日で調整すればいいのです。
あくまでもここに立てた計画は例なので、あなたなりに、苦手な教科を先に勉強したり、1日に解く問題数をもっと増やしたり、土日にがっつり勉強するなど、計画を立ててくださいね。
その4. 余力があれば予想問題を解いてみる!
上の学習計画の1月31日からは、見直し及び模擬問題となっていますが、今までの学習の見直しをしておけばOKです。
それも完璧にできてて時間が余っている、という方は模擬問題に挑戦してみても良いかと思います。
6年分しっかりやっていればそれだけでほぼ確実に合格できますが、本番を予想して、時間を計り、力試しにやってみるのも良いと思います。
ちなみに私はそこまで時間がなかったので、購入はしましたが、実際解くには至りませんでした。
でもちゃんと合格できましたよ!
その5. 試験に関するワンポイントアドバイス!
◎相談援助の場面想定の問題は落とすべからず。
常識的に解ける問題ですので、必ず得点源にしてください。
マークミスに注意、深く考え過ぎない、無理のない選択肢を選ぶ。
◎午前科目の最初の問題は人体の構造及び機能と疾病ですが、おそらく見たこともない問題が出ると思います。
毎年そうなのですが、そこで必要以上に悩まずに、分からなければてきとうに選択肢を選んで次の問題にいってください。
1問目の問題は受験者を焦らせるためのはったり問題です。
面喰ったりせずに分からなければ冷静に次の問題にいきましょう。
1科目の中で1問正解できればOKくらいの気持ちでいいです。
もっと解きやすい問題で確実に得点しましょう。
◎問題は持ち帰ることができるので、後で自己採点ができるよう、選んだ選択肢にしるしをつけておく。(サイトによっては試験当日の夜あたりから予想解答が出ます)
まとめ
・使う教材は6年分の中央法規の過去問のみ
・過去問は小冊子にして軽く&見やすくカスタマイズする
・焦らないために3ヶ月の学習計画を立てる
・余力があれば予想問題を解いてみる
以上、私が3ヶ月で社会福祉士の国家試験に合格した勉強方法でした。
何も特別なことはなかったかもしれません。
最終的に合否を決めるのは、学習をするかどうか、問題を解くかどうかです。
最初はなかなか思うように勉強がはかどらず辛いと感じるかもしれません。
ですが、あなたのその学習が、社会福祉士となった時にきっと誰かを支援するための土台になります。
あなたが合格し、社会福祉士となって活躍することを祈っています。
頑張ってくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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