妊活をしている女性なら卵管造影検査という検査を一度は聞いたことがあるかもしれません。
卵管造影検査とは卵管の通りを確認する不妊治療の検査として最初の方に行われる検査のことです。
よく言われるのが
「卵管造影検査は痛い・・。」
ということ。
私も実際に検査を受ける前はネットで検索して調べました。
痛いという方もいれば、無痛だったという方もちらほら。
個人差があるっていうことは分かったけど・・、
でも実際のとこどうなの?!
そんな不安な思いを抱えながらいざ検査を受けてきました。
結論から言うと、無痛ではないけれど普通に我慢できる程度の痛みでした。
必要以上に不安に思わなくても大丈夫、というのが所感です。
ということで、今回は私が検査を受けてきた体験をシェアします。
これから検査を受ける方の不安が和らげば幸いです。
卵管造影検査とは?
卵管の通りを見る検査です。
卵巣から出た卵子は卵管さいにキャッチされ、卵管に取り込まれます。精子は子宮から卵管を通り卵子を目指し、受精します。
卵管とは卵子と精子が出会って受精する場所です。
卵管造影検査とは、その大切な通り道がきちんと通っているかを確認する検査です。
検査は月経周期28日の方の場合で、周期7~10日目前後に行います。
検査を受けるタイミング
もしまだ不妊治療をされていなければ、病院にかかって何周期かタイミング指導を受けても妊娠しない場合、検査を受けるのが通常のようです。
私の場合は病院にかかっての妊活(タイミング法)を始めて7ヶ月目で病院からの提案があり、検査を受けました。
検査にかかる費用
大体どこの病院も1万円程でやっています。私の病院は9800円でした。
当日の持ち物
ロングスカート・・・検査中にレントゲン室への移動があるので、さっと動けるよう、また目隠しの意味でもロングスカートを着用するように言われました。
ナプキン・・・検査後に少量の出血があるかもしれませんので用意しておくと安心です。
検査当日の流れ
ここでは検査当日の様子について私自身の感想も交えながらお伝えしたいと思います。
1. 血圧を測る
病院に到着後最初に血圧を測るよう指示されました。血圧が高いと検査ができないそうです。
私の場合、これからいよいよ検査かと思うと、思いのほか緊張してしまい高い数値が出てしまいましたが、看護師さんに体調確認をされ、少し時間を置いてから測ると血圧も落ち着いたようで検査可能になりました。
2. 先生から検査の流れについて説明を受ける
血圧の測定が終わると先生がいる診察室へ。
そこで今日の検査について説明を受けます。概要や検査にかかる時間など。
質問がないか聞かれたため、一番気になるところを直に聞きました。
草人「先生、やっぱり痛いんでしょうか?」
先生「痛みは個人差がありますが、大抵の方は痛みがあります。」
3. 内診台へ移動する
卵胞チェックや子宮がん検診の時に座る内診台に座ります。
ここで排卵直前でないことを内診にて確認されます。
4. カテーテルの挿入
カテーテルを挿入します。
この時はほぼ無痛ですが、一瞬つんとした感じがありました。
5. バルーンを膨らます
チューブの先のバルーンを膨らませます。
1㎝程膨らませるそうですが、検査の全過程の中で唯一痛みがあったのがこの段階でした。
先生「それでは少し痛みが出ると思いますが、苦しかったら言ってくださいね」
草人「はい。(・・・あ、なんか内側から膨らんできた。ん?下腹部が苦しい?いや、痛い!?苦しいしちょっと痛い!これ以上膨らむとキツイかも!)」
先生「はい、次はレントゲン室へ移動してくださいね。」
6. その状態のまま内診台を降り、レントゲン室へ移動
「こんな状態で歩けるか!」と思ったのですが、なんとか内診台をよじ降り荷物を抱えながらレントゲン室へ。
下腹部の痛みはないけれど、なんだか違和感がありました。
そしてカテーテルをさした状態で歩くので、ロングスカートはここで目隠しに役立つみたいですね。
7. 診察台へ上がり、仰向けになる
看護師さんが中で待っていて、体調確認の後診察台へ上がるよう指示されます。
この診察台はまっ平でいかにもって感じの台です。
これがまた高くて、なんとかよじ登り仰向けになり、先生が来るのを待ちます。
その間の看護師さんとの会話がこちら。
看護師「草人さん、今日の検査の山場は終わりましたので、もう痛いのはないですよ」
草人「え?そうなんですか?これから造影剤を入れるのが痛いんじゃないんですか?」
看護師「いえ、ほとんどの方はバルーンを膨らます時に痛みを感じるんです。検査を途中で断念される方もバルーンの痛みに耐えられなかった方ばかりです。ですのでもう痛いのはないので検査は終わったようなものですよ。」
草人「そうなんですか。あ、そういえば普通に会話できるくらいバルーンももう違和感感じないかも。」
8. 造影剤の注入
先生が来ていよいよ造影剤の注入です。
先生「草人さん、大丈夫ですか?力を抜いていてくださいね。」
草人「は、はいぃ・・・。」
先生「・・はい、半分入りました。・・はい、全量入りました。レントゲン撮ります。」
草人「(え?流れてる感覚とか全然分からなかった、、?そしてほんとだ、痛くない!)」
9. レントゲンの撮影
仰向けになった状態で10分程造影剤が流れていくのを待ちます。
その間下半身は吹きさらしの状態・・。
こっちの方がなんだか辛いかも、と思いながら先生を待ちます。
先生が最後のレントゲン撮影をし、検査が終了しました。
先生から検査結果を聞く
診察室へ移動し、先ほど撮影されたレントゲン写真を実際に見せてくれながら検査結果を聞きます。
先生「草人さん、これが造影剤を入れた直後の写真、それから10分後の写真がこっち。きれいに抜けていっていますね。異常なしです。」
抗生剤をもらう
帰りに受付で抗生剤を2日分もらいました。
卵管の先はお腹とつながっているため、造影剤と共にお腹に流れたばい菌による腹膜炎を防ぐためです。
検査後の様子
検査を受けた当日は感染を防ぐという目的で入浴が制限されており、シャワーのみ可能でした。
検査が終了してからの痛みというのは全くありませんでしたが、検査翌日まで少量の出血がありましたので、ナプキンをしておくと良いと思います。
検査を振り返る
実際に検査を受けてみたところ、「無痛ではないけれど、我慢できる痛み」でした。ネットでは激痛とも言われていましたが、私は大丈夫でした。
もう1回受けて!と言われても普通に受けられるくらいです。
もちろん個人差はあると思います。
ちなみに私は普段から生理痛もほとんどなく、PMSの頭痛の方が辛いくらいです。
生理の重さが痛みに関係ある、なんて情報もありましたが、関係ないっていう情報もありました。
また、卵管が詰まっている方は痛みを感じやすいそうですが、これは検査を受けてみないと分からないことですよね。
まとめ
今回は卵管造影検査について実際に受けてきた私の体験をまとめました。
卵管造影検査は検査ではあるのですが、治療としての効果もあります。
造影剤を卵管に流すことによって卵管の通りが良くなり、検査後半年くらいはゴールデン期間と呼ばれ、妊娠しやすくなるそうです。
これから検査を受けようとしている方は不安や心配に思われていることと思いますが、検査を受けるメリットは大きいので、ぜひ頑張ってくださいね。
あまりに痛ければ途中で止めてもらうこともできるので大丈夫ですよ。
私とみなさまにコウノトリが訪れますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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