絵を描くことが好きで、ものづくりや創造することが好きな私は、知り合いのwebデザイナーから仕事の話を聞くうちに、webデザイナーという仕事に対する憧れが募っていきました。
webデザイナーになるためにはどうしたらいいんだろう。
ネットで調べるうちにハローワークからwebデザイン科の職業訓練があることを知り、急いで申し込みました。
面接にも無事に合格し晴れてwebデザイン科に入校することができました。
卒業後はwebデザイナーとして正社員で就職することもできました。
この記事ではwebデザイナーになるために職業訓練で学んだ内容や、取得できた資格、そして最終的にwebデザイナーとして就職した体験についてまとめました。
これからwebデザイナーを目指す人や、職業訓練に興味がある人の参考になれば嬉しいです。
職業訓練の概要やメリット、面接突破のコツはこちらにまとめてあります♪
webデザイン科の概要
実際に私が入校したwebデザイン科の概要をご紹介いたします。
受講期間:半年
訓練時間:9:30~16:20(6時間)
学習使用ソフト:Adobeイラストレーター、フォトショップ、ドリームウィーバー
使用した書籍:下の「職業訓練の学習内容は独学でも学べる?」の欄にも詳しく書いていますが、この7つの教科書を使いました。
自己負担額:上の教科書代 20,000円及び下記資格受験料
取得できる資格:ビジネス能力認定試験サーティファイ
イラストレータークリエイター能力認定試験
スタンダード7200円 エキスパート8200円
フォトショップクリエイター能力認定試験
スタンダード7200円 エキスパート8200円
webクリエイター能力認定試験
初級5600円 上級7100円
訓練カリキュラム
詳細なカリキュラムはこちらになります。
ざっくりと最初の4ヶ月でイラストレーター、フォトショップ、ドリームウィーバーの操作方法を学び、残りの2か月で卒業制作を行いながら就職指導を受けました。
基本的には、ソフトの使い方に関する授業が大半をしめます。
先生が教科書を読みながら説明してくれるのを聞き、実際にソフトを使用し、資格試験に向けて問題を解くというような流れです。
パソコンが苦手でも大丈夫です
私は入校した当初はエクセルもワードもほぼ使えず、ショートカットキーって何?食べられるの?というようなレベルでした。
かろうじて文字は打てましたが、パソコンはまるで初心者でした。
ですが半年の訓練を終える頃には人並みにパソコンが使えるようになっていました。
職業訓練は学びの場なので基本的なパソコンの操作方法も教えてもらえますので、安心して申し込んで大丈夫です。
卒業する頃にはこんな作品が作れる
授業も後半の方になると、卒業制作ということで実際にHPを作ります。
素材となる写真を集め、ドリームウィーバーを使ってhtmlやcssを駆使してデザインしていきます。
実際に作ったサイトがこちら。
私よりうまい人はもっとカッコイイ作品を作っていました~笑
職業訓練の学習内容は独学でも学べる?
学べます。モチベーションを維持できれば難しくはありません。
しかしやみくもに学ぶよりもやはり可能であればスクールなどでプロの技法を学ぶに越したことはありません。
今はオンラインで学べるWEBデザインスクールもありますので、ぜひ活用してみるとよいでしょう。
オススメは在宅で学べるテックアカデミーです。
オンラインブートキャンプ フロントエンドコース はHTML、CSS、JavaScript、jQuery、Bootstrapが学べるコースでWEBデザイナーになるために必要な知識が網羅されています。
職業訓練で使用した教科書
こちらは実際に職業訓練で使っていた教科書なのですが、絵が豊富で練習問題のCDもついているのでやさしくソフトの使い方を学ぶことができます。
資格試験対策
私はサーティファイの行っている試験を受け資格を取得しました。教科書を読み知識が定着したら、サーティファイのイラストレーター、フォトショップ、webクリエイター能力認定の資格試験を受けましょう。
試験対策はこちらの問題集がおすすめです。これ1冊でスタンダードからエキスパートまで順を追って勉強することができます。何度も問題を解けば、合格することはそれほど難しくありません。
illustrator クリエイター能力認定試験問題集 (CS/CS2/CS3/CS4/CS5対応)
サーティファイのwebクリエイター能力認定試験は、実際にhtml、cssをタイピングしてwebページを作成していく試験です。
対策はこちらのテキスト&問題集を勉強しましょう。一問一答形式で理解がしやすく、巻末に模擬試験及び過去問もついています。
html、cssを基本から教えてくれる教則本ですので初めて学ぶ人におすすめです。
初級
上級
Webクリエイター能力認定試験(HTML 4.01対応)上級 公認テキスト&問題集 改訂3版 (FOM出版)
webデザイナーとして就職するには
職業訓練を一緒に受けていた10人中、修了後に実際にweb関連の仕事に就けた人は4人でした。
就職活動を振り返ると、webデザイナーの求人自体あまりなく、あったとしても派遣社員やパート勤務、またはwebデザイナー専門ではなく一般事務の傍ら自社サイトの更新などの業務内容でした。
職業訓練を修了したからといってwebデザイナーになるのは簡単ではなかった印象でした。
そんな中、ありがたいことに私はなんとか正社員として就職することができました。
仕事の内容としては県や企業が運営するサイト構造の保守、管理や、既にあるページの修正、コーディング、トレース業務などでした。
少し慣れてくると、企業の新規HP作成業務に携わることもでき、デザイン案を出すこともできました。
商業デザインの勉強は必須
残念ながらその仕事は自己都合で退職してしまったのですが、業務の中で感じたことは、商業デザインの勉強は必須だということです。
私が勤めていた職場はほぼ全員がデザイン会社に勤務したことのある経験者でした。そんな中で私が職業訓練で勉強してきたことはほぼソフトの使い方やコーディングについてだけでした。デザインに関してはまるで素人で、デザインの勉強の必要性を痛感しました。
ですので、これからwebデザイナーを目指される方は商業デザインの勉強をしながら引き出しを増やしていった方がいいと思います。
絵が描けたりデザインができると、それだけでwebデザイナーとして雇ってもらうこともできます。
商業デザインの勉強はこちらの本が視覚的にも分かりやすくおすすめです。
資格よりも実務経験が重視される
職業訓練ではwebデザインに関わる多くの資格を取得することができました。資格は客観的に能力を示すことができ、履歴書に書くことができますので、取得して損はありません。
しかし業界としてはやはり実務経験が重視されます。最初は誰しも実務経験がありませんので、まずはポートフォリオをしっかり作り込み自分の能力を会社にアピールすることが必要です。
私は資格を取得しつつ実際にサイトを作り応募することで、就職につなげることができました。
フリーランスでやる
どこかの企業や会社に属さずフリーランスでやるというのも一つの手です。ある程度自信があればクラウドソーシングなどで仕事を請け負い、個人もしくは仲間でHPを制作することも可能です。
参考にしたサイト
未経験からwebデザイナーを目指すにあたり、当時こちらのサイトの管理人あっきーさんの体験も大変参考になりましたので、リンクを貼っておきます。
webデザイン科で学ぶメリット
たとえwebデザイナーを目指さなくてもwebデザイン科で学ぶメリットはあります。
例えば就職に必要なパソコンの基礎スキルが学べるということや、各種ソフトの使い方が学べスキルアップできるということです。
実際に私は今、看板や標識を作成する会社の一般事務をしています。
イラストレーターでデザインを修正したりパンフレットを作成したりと職業訓練で学ばなければできなかった仕事内容です。
また趣味ではブログやサイトの運営をしています。
ブログのデザインもcssが分かることで思ったようにすることができています。
現代社会はネット社会だと言われています。
そのような社会でwebの知識があることは今後生活する上で大いに役立つと言えます。
ぜひ職業訓練でwebデザイン科を受講してみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上職業訓練の定義に始まり実際にwebデザイナーとして就職するまでの体験でした。
ざっくりとまとめましたので各項目の詳細について質問があればコメントくださいね。
余談ですが、職業訓練を修了して3年ほど経ちますが、今でも一緒に受講していたメンバーとは繋がっています。
職業訓練では社会人になってから学ぶということに専念できた本当に充実した楽しい日々を過ごすことができました。
皆さまもぜひ制度を活用してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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